水いぼについてご相談ください
川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、赤ちゃんや子どもの水いぼについてご相談いただけます。 「小さくて光沢のあるぶつぶつが増えてきた」「水いぼは取った方がよいのかわからない」「保育園やプールに行ってもよいか心配」など、お子さまの皮膚症状で迷っていませんか? 水いぼは乳幼児から小学生によく見られる、ウイルス性の皮膚感染症です。自然に消えることもありますが、治るまでに時間がかかり、かき壊すことで数が増える場合があります。 一方、すべての水いぼに処置が必要とは限りません。年齢、数、できている場所、湿疹の有無、お子さまの負担などを踏まえて対応を検討します。「水いぼかどうかわからない」「この程度で小児科を受診してよいのかな」という段階でも、お気軽にご相談ください。
水いぼとは
水いぼは、正式には「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と呼ばれ、伝染性軟属腫ウイルスによって起こる皮膚感染症です。 表面に光沢のある、直径数mm程度の丸いぶつぶつが現れます。肌色や白色、薄いピンク色をしており、少し大きくなると中央がへこんで見えることがあります。中に含まれる白い物質にウイルスが存在するため、水いぼをかいた手でほかの部位に触れると広がることがあります。 幼児に多く、わきの下、胸、おなか、腕、脚など、皮膚同士がこすれやすい場所にできやすいのが特徴です。基本的には良性の病気で、免疫がつくと自然に消えていきますが、自然に治るまで6~12か月程度、場合によっては数年かかることもあります。
このような場合はご相談ください
このような場合はご相談ください
- 光沢のある小さなぶつぶつが少しずつ増えている
- 水いぼの周囲に赤みや湿疹、かゆみがある
- かき壊して出血したり、ジュクジュクしたりしている
- とびひや、ほかの皮膚疾患との見分けがつかない
- 治療するか経過を見るか、登園やプールについて相談したい
症状
光沢のある小さなぶつぶつができる
水いぼは、直径1~5mmほどの、丸く盛り上がったぶつぶつとして現れることが一般的です。肌色や白色、薄いピンク色で、表面がつるつると光って見えます。 初めは1~2個でも、しばらくしてから周囲や離れた場所に新しい水いぼが現れる場合があります。赤ちゃんや小さな子どもの場合は、虫刺され、あせも、ほかのいぼなどと見分けにくいこともあります。
わきの下や体、腕などに水いぼが増える
水いぼは、わきの下、胸、おなか、腕の内側、膝の裏などにできやすい傾向があります。皮膚が触れ合う場所や、衣類でこすれやすい場所では増えることがあります。 水いぼそのものには、強い痛みやかゆみがないことが一般的です。しかし、周囲に湿疹が起こると、かゆみのためにかき壊し、水いぼが広がりやすくなります。
水いぼの周りが赤い・ジュクジュクする
水いぼが消える前に、周囲が赤くなったり、腫れたように見えたりすることがあります。これは体の免疫反応によって起こる場合がありますが、かき壊した部分に細菌が感染している可能性もあります。 痛み、強い腫れ、膿、ジュクジュクした液、発熱などがある場合は、とびひなどを合併していないか確認するため、早めに小児科へご相談ください。
原因
伝染性軟属腫ウイルスへの感染
水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスが皮膚の小さな傷などから入り込むことで起こります。水いぼのある部分との直接的な接触だけでなく、タオルなどを介して感染することもあります。 感染してから水いぼが現れるまでに時間がかかるため、いつ、どこで感染したのかを特定できないことも少なくありません。
水いぼをかくことでほかの場所へ広がる
水いぼをかいたり、つぶしたりすると、中のウイルスが周囲の皮膚に付着し、新しい水いぼができることがあります。これを「自家接種」といい、自分の皮膚の中で感染が広がることを意味します。 家庭で無理につぶしたり、針などで取ったりすると、感染や出血、傷あとにつながる可能性があるため避けましょう。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎
乾燥肌やアトピー性皮膚炎があるお子さまは、皮膚のバリア機能が低下し、水いぼが広がりやすい傾向があります。かゆみによって皮膚をかくことも、数が増える原因になります。 水いぼだけでなく、背景にある乾燥や湿疹を適切にケアすることも大切です。
日常生活での注意点
水いぼをかかない・家庭でつぶさない
爪を短く整え、水いぼをできるだけかかないようにしましょう。触った後は手を洗い、患部を清潔に保ちます。衣類で覆える部分は、覆っておくと接触による感染を防ぎやすくなります。 赤みやジュクジュクがある場合は、市販薬だけで対応せず、医療機関で状態を確認してもらいましょう。
保湿して皮膚のバリア機能を保つ
入浴時は皮膚を強くこすらず、石けんをよく泡立ててやさしく洗います。入浴後は保湿剤を使用し、乾燥や湿疹を防ぎましょう。 ただし、使用する保湿剤や塗り薬は皮膚の状態によって異なります。湿疹やかゆみが続く場合は、診察を受けたうえで適切な薬を使用することが大切です。
タオルなどを共用しない
ご家庭では、タオルや衣類の共用を避けましょう。水いぼがあっても通常は登園・登校を休む必要はありませんが、露出する部分は衣類や絆創膏などで覆うと感染予防につながります。 プールの水そのもので感染するわけではないため、水いぼだけを理由に一律にプールを禁止する必要はないとされています。ただし、タオル、浮き輪、ビート板などの共用は避け、プール後はシャワーで皮膚を洗いましょう。園や学校に独自の決まりがある場合は、そちらも確認してください。
治療方法
診察で水いぼの状態を確認します
水いぼは、多くの場合、ぶつぶつの形やできている場所などを観察して診断します。似た見た目の湿疹、とびひ、尋常性疣贅(一般的ないぼ)などとの区別が必要になることもあります。 診察では、水いぼの数や場所、広がる速さ、かゆみ、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の有無などを確認し、お子さまに合った対応を検討します。
自然に消えるのを待つ場合
水いぼには自然に消える性質があるため、数が少ない、症状がない、処置の負担が大きいと考えられる場合などは、経過観察を選択することがあります。 ただし、消えるまでに長期間かかる場合や、その間に数が増えたり、周囲へ感染したりする可能性があります。経過観察中も、湿疹の治療やスキンケアを行うことが大切です。
水いぼを取り除く治療など
治療が必要と判断された場合は、専用のピンセットで水いぼの内容物を取り除く方法などが検討されます。処置には痛みや出血を伴うことがあるため、必要性やお子さまの負担を考慮して判断します。当院では水いぼの処置は行いませんが、保険適応外ですが、軟膏塗布で気長に治す方法もあります。
受診の目安
ご家庭で少し様子を見てもよいケース
水いぼと思われるぶつぶつが少数で、かゆみ、痛み、赤みなどがなく、お子さまが普段どおり過ごしている場合は、皮膚を清潔に保ちながら経過を見られることがあります。 ただし、初めて見つけたぶつぶつは水いぼ以外の可能性もあります。診断に迷う場合や増えてくる場合は、小児科へご相談ください。
早めに小児科へ相談した方がよいケース
水いぼが急に増えている、顔やまぶた、陰部などにできている、強いかゆみや湿疹がある、かき壊して出血している場合は、早めの受診をご検討ください。 患部が強く赤く腫れる、膿やジュクジュクした液が出る、痛みや発熱を伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性があります。夜間や休日に急速な腫れ、ぐったりする、顔色が悪いなどの症状が見られた場合は、救急相談や救急受診もご検討ください。
川崎市中原区・周辺地域で子どもの水いぼにお悩みの方へ
川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、お子さまの水いぼが気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。 水いぼは軽い皮膚症状に見えても、湿疹やかき壊しによって広がることがあります。当院では、お子さまの年齢、皮膚の状態、水いぼの数などに合わせて診察し、治療やスキンケアを検討します。受診すべきか迷っている段階でも、抱え込まずにご相談ください。
よくあるご質問
水いぼは小児科に相談してもよいですか?
はい、ご相談いただけます。水いぼだけでなく、乾燥肌や湿疹、かき壊し、とびひなどの合併がないかも確認します。水いぼかどうかわからない場合もご相談ください。
水いぼがあっても保育園や学校へ行けますか?
水いぼだけを理由に、通常は登園・登校を休む必要はありません。水いぼが露出する場合は、衣類や絆創膏などで覆い、ほかのお子さまとの直接的な接触を減らしましょう。ジュクジュクした液が出ている場合は、患部を覆って受診してください。
水いぼがあるとプールには入れませんか?
プールの水を介して感染するわけではないため、一律にプールを休む必要はないとされています。ただし、タオル、浮き輪、ビート板などの共用は避け、できる範囲で水いぼを覆いましょう。園や学校のルールもご確認ください。
水いぼは取らないと治りませんか?
水いぼは、免疫がつくと自然に消えることがあります。ただし、消えるまでに長期間かかる場合や、数が増える場合もあります。取るか経過を見るかは、水いぼの数、部位、お子さまの年齢や負担などを踏まえて検討します。
家庭で水いぼをつぶしてもよいですか?
家庭でつぶしたり、針で刺したりすることは避けてください。ウイルスが周囲に付着して水いぼが増えたり、細菌感染や傷あとにつながったりする可能性があります。治療を希望される場合は、医療機関へご相談ください。
監修医情報

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 小児科専門医
- 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
- 薬剤師
- 日本小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児臨床アレルギー学会
- 日本東洋医学会
- 日本小児東洋医学会
- 日本小児心身医学会