停留精巣|わかばこどもクリニック|川崎市中原区の小児科

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エクセレントビュー元住吉 1F

停留精巣 UNDESCENDED-TESTICLE

停留精巣についてご相談ください

川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、赤ちゃんや子どもの「陰嚢の中に精巣がないように見える」「健診で停留精巣を指摘された」といったご相談を受け付けています。 停留精巣は痛みなどの症状がないことも多く、保護者の方だけで判断するのは難しい病気です。「この程度で小児科に相談してよいのかな」と迷う場合も、まずはご相談ください。お子さまの年齢や精巣の位置を確認し、必要に応じて小児泌尿器科や小児外科などの専門医療機関をご案内します。

停留精巣とは

停留精巣とは、精巣(睾丸)が陰嚢の中まで降りず、鼠径部(足の付け根)やお腹の中などにとどまっている状態です。 精巣は胎児期にお腹の中でつくられ、出生までに鼠径管という通り道を通って陰嚢内へ移動します。この途中で下降が止まると停留精巣になります。早産や低出生体重で生まれた赤ちゃんに多い傾向がありますが、満期産のお子さまにもみられます。 生後6か月頃までは自然に下降する可能性がありますが、それ以降に自然下降する可能性は低くなります。状態に応じて1歳前後から2歳頃までの手術が推奨されています。ただし、適切な時期は出生時の状況や精巣の位置によって異なるため、早めに診断を受けて経過を確認することが大切です。

このような場合はご相談ください

このような場合はご相談ください

  • 乳幼児健診で停留精巣や精巣の位置について指摘された
  • お風呂などで見ても、陰嚢の左右どちらかが空に見える
  • 左右の陰嚢の大きさや形に違いがある
  • 以前は陰嚢内にあった精巣が、最近触れにくくなった
  • 足の付け根に精巣らしい膨らみが触れる

症状

陰嚢の中に精巣が触れない

代表的な所見は、陰嚢の片側または両側に精巣が触れないことです。陰嚢が小さい、左右で形が違う、片側だけ平らに見えるなどの変化から気づくことがあります。 痛みや発熱などの症状を伴わない場合が多いため、乳幼児健診で初めて指摘されるケースもあります。見た目だけでは判断できないことがあるため、強く押したり何度も触ったりせず、医師の診察を受けましょう。

足の付け根に膨らみが見える

陰嚢まで降りていない精巣が、鼠径部に小さなしこりや膨らみとして触れる場合があります。泣いたときや力んだときに膨らみが目立つ場合は、鼠径ヘルニアを合併している可能性もあります。 急に腫れて強く痛がる、膨らみが硬くなる、嘔吐を伴う場合は、早急な診察が必要です。

入浴時は陰嚢内にある移動精巣

寒さや緊張によって精巣が鼠径部へ引き上げられ、リラックスしていると陰嚢内へ戻る状態を「移動精巣」といいます。多くは経過観察となりますが、停留精巣との区別には触診が重要であり、定期的な確認が必要です。

原因

胎児期の精巣下降が途中で止まる

精巣は胎児期にお腹の中から陰嚢へ移動します。この過程には、男性ホルモン、精巣を陰嚢方向へ導く組織、精管や血管の発達など、さまざまな要素が関係しています。 いずれかの働きが十分でないと、精巣が鼠径部や腹腔内にとどまることがあります。ただし、個々のお子さまで原因を明確に特定できるとは限りません。

日常生活での注意点

家庭で無理に精巣を下ろさない

保護者の方が精巣を強く引っ張ったり、陰嚢へ押し込んだりする必要はありません。痛みや組織への負担につながる可能性があります。 入浴中など、お子さまがリラックスしているときに左右の陰嚢の様子を見る程度にし、気になる変化を受診時にお伝えください。

定期健診や受診を中断しない

遊走精巣と判断された場合でも、成長に伴って精巣の位置が高くなることがあります。医師から経過観察を勧められたときは、指定された時期に診察を受けましょう。 保育園や幼稚園、学校で通常の活動を制限する必要は一般的にはありませんが、治療前後の運動については担当医の指示に従ってください。

急な痛みや腫れを見逃さない

停留している精巣にも、血管がねじれる「精巣捻転」が起こることがあります。急な鼠径部・陰嚢・下腹部の痛み、腫れ、嘔吐、ぐったりするなどの症状がある場合は、様子を見ずに救急受診を検討してください。 小さなお子さまでは痛む場所をうまく伝えられないため、突然激しく泣く、触られるのを嫌がるといった変化にも注意が必要です。

治療方法

診察では精巣の位置と動きを確認します

診察では、温かい環境でお子さまをリラックスさせ、鼠径部から陰嚢にかけて丁寧に触診します。精巣を陰嚢まで移動させられるか、手を離してもその位置にとどまるかなどを確認し、停留精巣と遊走精巣を見分けます。 超音波検査などの画像検査が検討されることもありますが、精巣の位置によっては画像だけで確認できません。診察結果に応じ、専門医療機関での詳しい評価をご案内します。

停留精巣では精巣固定術が検討されます

精巣が陰嚢内へ降りない場合は、精巣を陰嚢内へ移して固定する「精巣固定術」が基本的な治療になります。 手術には、将来の精巣機能をできるだけ守ることに加え、精巣の状態を観察しやすくする目的があります。片側か両側か、精巣が触れるか、腹腔内にあるかなどによって手術方法や時期は異なります。専門医が個別に判断します。

移動精巣は定期的に経過を確認します

移動精巣は、陰嚢内まで無理なく下ろせて一定時間とどまる場合、すぐに手術を行わず経過を見ることがあります。 ただし、次第に陰嚢へ下りなくなった場合や、精巣の発育に左右差がみられる場合には手術が検討されます。定期的な触診を受け、位置や大きさの変化を確認することが大切です。

受診の目安

ご家庭で少し様子を見てもよいケース

生後間もない赤ちゃんでは、精巣が自然に下降することがあります。出生した医療機関や健診で経過観察の指示があり、痛み、腫れ、嘔吐などがなく、次回の確認時期が決まっている場合は、その予定に沿って様子を見ます。

早めに小児科へ相談した方がよいケース

健診で停留精巣を指摘された、陰嚢の片側または両側が空に見える、以前より精巣の位置が高くなった、鼠径部に膨らみがある場合は、早めの受診をおすすめします。 両側の精巣が触れない場合や、外性器の形についても指摘を受けた場合は、ホルモンや性分化に関する評価が必要になることがあるため、速やかに医療機関へご相談ください。

川崎市中原区・周辺地域で子どもの停留精精巣にお悩みの方へ

川崎市中原区や元住吉周辺で、赤ちゃんの陰嚢の形や精巣の位置が気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。川崎市幸区・高津区・横浜市港北区など、周辺地域にお住まいの保護者の方からのご相談も受け付けています。 停留精巣は外見上の変化が目立たない場合もありますが、適切な時期に状態を確認することが大切です。当院では、お子さまの年齢や精巣の位置を診察し、必要に応じて専門医療機関と連携しながら検査・治療を検討します。「左右が違う気がする」といった小さな疑問でも、抱え込まずにご相談ください。

よくあるご質問

Q

停留精巣は薬やマッサージで治せますか?

A

ご家庭でのマッサージや薬によって精巣を下降させることは一般的な治療ではありません。生後6か月以降も停留している場合は、専門医による精巣固定術が基本となります。無理に触ったり押し込んだりしないでください。

Q

保育園や幼稚園、学校は休む必要がありますか?

A

痛みなどがなければ、通常は停留精巣があることだけを理由に登園・登校を休む必要はありません。手術を受ける場合は、術後の運動や入浴、登園・登校を再開する時期について担当医の指示に従います。

Q

手術をすれば、その後は受診しなくてもよいですか?

A

手術後も、精巣の位置や大きさ、発育を確認するために定期的な診察が必要です。また、移動精巣も成長に伴って位置が高くなることがあります。受診の間隔はお子さまの状態によって異なるため、担当医と相談しましょう。

Q

健診で停留精巣を指摘されました。いつ受診すればよいですか?

A

健診で指摘された場合は、痛みがなくても一度小児科へご相談ください。特に生後6か月頃を過ぎても精巣が陰嚢内に確認できない場合は、手術の必要性や専門医への受診時期を検討します。

Q

停留精巣と移動精巣はどう違いますか?

A

停留精巣は精巣が陰嚢まで十分に降りていない状態です。移動精巣は、寒さや緊張で精巣が上がるものの、診察時には陰嚢内まで下ろせる状態を指します。触診による確認が必要なため、ご家庭だけで判断しないようにしましょう。

監修医情報

医師 宮沢 啓貴

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

資格・所属学会
  • 日本専門医機構認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
  • 薬剤師
  • 日本小児科学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本小児東洋医学会
  • 日本小児心身医学会