亀頭包皮炎についてご相談ください
川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、子どもの亀頭包皮炎についてご相談いただけます。 「おちんちんの先が赤く腫れている」「触ると痛がる」「おしっこのときに泣く」といった症状があると、保護者の方は心配になると思います。また、デリケートな部位のため、「小児科に相談してよいのかわからない」と受診を迷うこともあるでしょう。 亀頭包皮炎は、包皮がまだ自然にむけない乳幼児や小さな子どもに比較的よくみられる炎症です。軽い赤みだけで落ち着く場合もありますが、腫れや痛みが強くなったり、膿が出たりすることもあります。気になる症状があるときは、無理に包皮をむいたり市販薬を塗ったりせず、小児科へご相談ください。
亀頭包皮炎とは
亀頭包皮炎(きとうほうひえん)とは、陰茎の先端にある「亀頭」と、亀頭を覆う「包皮」に炎症が起こった状態です。赤ちゃんや乳幼児では、包皮と亀頭が自然にくっついていて、包皮を完全にむけない状態が一般的です。 包皮の内側に尿や汚れが残ったり、汗やおむつによって蒸れたりすると、皮膚が刺激され、細菌などが増えて炎症につながることがあります。 亀頭包皮炎になったからといって、すぐに包茎の治療や手術が必要になるわけではありません。症状の程度や繰り返す頻度などを確認し、一人ひとりに合った対応を検討します。
このような場合はご相談ください
このような場合はご相談ください
- おちんちんの先端や包皮が赤く腫れている
- 陰茎を触ったときや、おしっこのときに痛がる
- 包皮の先から黄色や白っぽい膿が出ている
- かゆがって何度も陰茎を触っている
- 亀頭包皮炎のような症状を繰り返している
症状
おちんちんの先が赤い・腫れている
代表的な症状は、亀頭や包皮の赤みと腫れです。包皮の先端だけが赤くなることもあれば、陰茎全体がむくんだように腫れることもあります。赤ちゃんの場合は、おむつ替えや入浴の際に保護者の方が気づくことが多くあります。
おしっこのときに痛がる・排尿を嫌がる
炎症が尿道の出口付近に及ぶと、尿が触れたときにしみて痛むことがあります。おしっこの際に泣く、トイレを嫌がる、尿を我慢するといった様子がみられます。痛みだけでなく発熱や頻尿を伴う場合は、尿路感染症などとの区別も必要です。
膿やかゆみがある・下着が汚れる
包皮の先から黄色や白っぽい分泌物が出たり、下着に付着したりすることがあります。かゆみや不快感から、子どもが頻繁に陰茎を触る場合もあります。包皮の中にある白い塊は、生理的な「恥垢(ちこう)」のこともあるため、見た目だけで判断せず診察を受けましょう。
原因
包皮の内側に残った尿や汚れ
乳幼児期は包皮が亀頭を覆っていることが多く、内側に少量の尿や汚れが残る場合があります。こうした環境で細菌などが増えると、亀頭や包皮に炎症が起こりやすくなります。
おむつの蒸れや石けんなどによる刺激
汗やおむつによる蒸れ、尿や便の付着が皮膚への刺激になることがあります。一方、清潔にしようとして石けんで強く洗いすぎることも、皮膚のバリア機能を傷つけ、炎症の原因になります。
包皮を無理にむくことによる小さな傷
むけない包皮を強く引っ張ると、小さな傷や出血が生じ、そこから炎症が起こることがあります。子どもの包皮は成長とともに自然にむけやすくなるため、痛がるところまで無理にむく必要はありません。
日常生活での注意点
ぬるま湯でやさしく洗いましょう
入浴時は、外から見える範囲をぬるま湯でやさしく洗います。包皮を無理にむいたり、内部を綿棒などで掃除したりする必要はありません。洗った後は、こすらずに水分を拭き取ります。
洗いすぎや自己判断での塗り薬を避けましょう
刺激の強い石けんや消毒薬で何度も洗うと、かえって炎症が悪化することがあります。また、原因によって適する薬が異なるため、家庭に残っている抗菌薬、ステロイド薬、市販のかゆみ止めなどを自己判断で塗ることは避けましょう。
登園・登校は全身状態をみて判断します
亀頭包皮炎そのものは、通常、周囲の子どもへうつる病気ではありません。発熱がなく、痛みが軽く、普段どおり過ごせる場合は登園・登校できることが一般的です。ただし、痛みで排尿できない、活動が難しいなどの場合は休ませ、医療機関へご相談ください。
治療方法
症状と包皮の状態を確認します
診察では、赤みや腫れ、痛み、分泌物の有無、排尿の状態などを確認します。多くは見た目や経過から判断できますが、発熱や排尿時痛が強い場合には、必要に応じて尿検査などを検討します。
炎症の原因や程度に合わせて治療します
軽い炎症では、ぬるま湯で清潔を保ち、刺激を避けることで経過をみる場合があります。細菌感染が疑われる場合には抗菌薬の塗り薬や内服薬、皮膚炎が主体の場合には炎症を抑える塗り薬などが検討されます。薬の種類や使用期間は、診察した医師の指示に従ってください。
繰り返す場合は原因を確認します
亀頭包皮炎を何度も繰り返す場合は、包皮の狭さや洗い方、皮膚の状態などを確認します。包皮が硬く狭くなっている、排尿に支障があるなど、専門的な評価が必要と判断される場合には、泌尿器科や小児泌尿器科への相談をご案内することがあります。
川崎市中原区・周辺地域で子どもの亀頭包皮炎にお悩みの方へ
川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、子どものおちんちんの赤みや腫れ、痛みが気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。 軽い症状に見えても、経過や排尿の状態を確認することが大切です。当院では、お子さまの年齢や症状に合わせて診察し、必要な治療や生活上の注意点を検討します。デリケートな部位の悩みも、抱え込まずにご相談ください。
よくあるご質問
子どものおちんちんが赤いときは、小児科に相談してもよいですか?
はい、小児科に御相談ください。亀頭包皮炎のほか、おむつかぶれや接触皮膚炎などでも赤くなることがあります。腫れ、痛み、膿、排尿時の様子も確認して受診してください。
亀頭包皮炎になったら保育園や学校を休む必要がありますか?
一般的に、亀頭包皮炎は周囲へうつる病気ではありません。発熱がなく、痛みが軽く、普段どおり排尿や活動ができれば、登園・登校できることが多いでしょう。強い痛みや発熱がある場合は休ませて受診してください。
家庭では包皮をむいて洗った方がよいですか?
無理にむく必要はありません。痛みなく動く範囲までにとどめ、外側をぬるま湯でやさしく洗います。強く引っ張ると傷や腫れの原因になるため、痛がる場合は触らずにご相談ください。
以前もらった抗菌薬の塗り薬を使ってもよいですか?
自己判断での使用はおすすめできません。細菌感染だけでなく、刺激による皮膚炎など原因はさまざまで、薬が合わないとかえって悪化することがあります。診察を受け、処方された薬を指示どおり使用してください。
亀頭包皮炎を繰り返すと手術が必要ですか?
一度、亀頭包皮炎になっただけで手術が必要になることは通常ありません。ただし、頻繁に繰り返す、包皮が硬く狭い、尿が出にくいなどの場合は、包皮の状態を詳しく確認します。必要に応じて専門の医療機関への相談を検討します。
監修医情報

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 小児科専門医
- 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
- 薬剤師
- 日本小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児臨床アレルギー学会
- 日本東洋医学会
- 日本小児東洋医学会
- 日本小児心身医学会