便秘についてご相談ください
川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、赤ちゃんや子どもの便秘についてご相談いただけます。 「何日もうんちが出ていない」「便が硬く、排便のたびに泣いてしまう」「毎日出ているけれど便秘なのか気になる」など、お子さまの排便について悩んでいませんか? 子どもの排便回数には個人差がありますが、便が硬くて出しにくい、排便時に痛がる、便を我慢するといった症状も便秘のサインです。放置すると、痛みを避けてさらに便を我慢する悪循環につながることがあります。 「この程度で小児科を受診してよいのかな」と迷う場合も、どうぞご相談ください。
便秘とは
便秘とは、便が長い時間出ない、または出にくい状態です。単に排便回数が少ないだけでなく、硬い便を痛がりながら出す、少量ずつしか出ない、便がたまっておなかが張る場合なども含まれます。 子どもの便秘の多くは、腸や肛門に明らかな病気がない「機能性便秘」です。離乳食の開始、トイレトレーニング、入園・入学など、食生活や生活環境が変化する時期に始まりやすい傾向があります。 赤ちゃんは排便時に顔を赤くしていきむことがありますが、やわらかい便が出て機嫌や哺乳が良ければ、必ずしも便秘とは限りません。一方、幼児や小学生では、痛い排便を経験したことや園・学校のトイレを使いたくないことから、便を我慢して慢性化する場合があります。 便が直腸にたまり続けると、便意を感じにくくなったり、たまった便の周囲から軟らかい便が漏れて下着を汚したりすることもあります。早めに排便しやすい状態を整えることが大切です。
このような場合はご相談ください
このような場合はご相談ください
- 便が硬く、排便するときに泣いたり痛がったりする
- 数日間便が出ず、おなかの張りや腹痛を繰り返す
- 排便を嫌がり、足を交差するなど我慢する様子がある
- 太く大きな便が出る、または肛門が切れて血が付く
- 少量の便が漏れ、下着を繰り返し汚してしまう
症状
便が硬い・何日もうんちが出ない
便秘では、コロコロとした硬い便や、太く大きな便が見られます。排便回数が週に数回以下になることもありますが、正常な回数には年齢や食事による個人差があります。毎日排便があっても、硬くて出しにくい場合は便秘の可能性があります。
排便時に痛がる・便を我慢する
硬い便を出したときの痛みや肛門の傷をきっかけに、排便を避けることがあります。つま先立ちになる、足を交差する、お尻に力を入れる、物陰に隠れるといった行動は、いきんでいるのではなく便を我慢している場合があります。
腹痛・食欲低下・便漏れを繰り返す
便がたまると、おなかの張り、腹痛、食欲低下、吐き気などが現れることがあります。直腸に硬い便が詰まると、その周囲から軟らかい便が漏れ、下痢のように見えたり下着が汚れたりすることもあります。叱らず、小児科へご相談ください。
原因
排便時の痛みと我慢による悪循環
硬い便を出して痛い思いをすると、子どもは次の排便を我慢しやすくなります。便を我慢すると腸内で水分がさらに吸収され、便が硬くなるため、「痛いから我慢する、我慢するからさらに痛くなる」という悪循環が生じます。
食事・水分量や生活リズムの変化
離乳食の開始、食事量や水分量の不足、偏った食生活、運動量の低下などが便秘に関係することがあります。ただし、食生活だけが原因とは限りません。保護者の方やお子さまの努力不足と考えず、必要に応じて治療を受けることが大切です。
トイレトレーニングや園・学校の環境
無理なトイレトレーニング、遊びを中断したくない気持ち、園や学校のトイレへの抵抗感なども便を我慢する原因になります。まれに、生まれつきの腸の病気、甲状腺機能の異常、神経・筋肉の病気、薬の影響などが隠れていることもあります。
日常生活での注意点
食事と水分を無理のない範囲で整える
年齢に合った十分な食事と水分を心がけ、野菜、果物、豆類、いも類、海藻などを取り入れます。ただし、食物繊維を増やすだけで改善するとは限りません。食事を無理強いしたり、水分を過剰に飲ませたりせず、便秘が続く場合は受診しましょう。
食後にトイレへ座る習慣をつける
食後は腸が動きやすいため、朝食後などに数分間トイレへ座る習慣が役立ちます。足が床に届かない場合は踏み台を使い、力を入れやすい姿勢に整えます。排便できなくても叱らず、座れたことを肯定的に受け止めましょう。
排便の記録をつけて子どもを責めない
排便した日、便の硬さ、腹痛、薬の使用などを記録すると、診察や治療効果の確認に役立ちます。便漏れや失敗は、本人がわざとしているとは限りません。園や学校で我慢している場合は、必要に応じて周囲の大人とも対応を相談しましょう。
治療方法
診察で排便状況とおなかの状態を確認します
排便回数や便の硬さ、症状が始まった時期、便を我慢する行動、食事、使用中の薬などを確認します。診察では、おなかの張りや便のたまり具合、成長の様子などを確認し、必要に応じて検査や専門医療機関への紹介を検討します。
たまった便を取り除く治療
硬い便が多くたまっている場合は、まず便の詰まりを解消する治療が必要になることがあります。年齢や状態に応じて、内服薬、坐薬、浣腸などが検討されます。市販薬や浣腸を繰り返し使用する前に、小児科で使用方法をご相談ください。
便を軟らかく保つ維持治療
便の詰まりが解消した後は、排便時に痛みのない状態を保つことが重要です。一般的には、便に水分を含ませて軟らかくする薬などを、年齢や症状に合わせて使用します。 症状が改善しても、腸に便をためる癖が残っていることがあるため、自己判断で急に薬を中止すると再発する場合があります。経過を確認しながら、医師の判断で量や使用期間を調整します。
受診の目安
ご家庭で少し様子を見てもよいケース
排便間隔がいつもより少し空いていても、便が軟らかく、機嫌・食欲・哺乳が普段どおりで、腹痛や嘔吐がない場合は、食事や水分、排便状況を確認しながら様子を見られることがあります。 ただし、便が硬い、排便を痛がる、便秘を繰り返す場合は、慢性化する前に小児科へご相談ください。
早めに小児科へ相談した方がよいケース
便秘が長く続く、強くいきんでも出ない、排便時の痛みや出血がある、腹痛や食欲低下を繰り返す、便漏れがある場合は受診をご検討ください。また、生後早期から便秘が続く、体重が増えにくい、成長が気になる場合も診察が必要です。 激しい腹痛、おなかの強い張り、緑色の嘔吐、繰り返す嘔吐、ぐったりしている、多量の血便などがある場合は、腸閉塞など緊急性の高い病気も考えられます。夜間・休日であっても、救急相談や救急受診を検討してください。
川崎市中原区・周辺地域で子どもの便秘にお悩みの方へ
川崎市中原区や元住吉周辺で、赤ちゃんや子どもの便秘が気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。便秘は軽い症状に見えても、便を我慢する悪循環によって長引くことがあるため、経過を確認することが大切です。 川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいの保護者の方からのご相談にも、お子さまの年齢や状態に合わせて診察し、治療や生活上の工夫を検討します。「便秘は小児科に相談してよいのかわからない」という場合も、抱え込まずにご相談ください。
よくあるご質問
子どもの便が何日出なければ受診した方がよいですか?
日数だけでなく、便の硬さや排便時の痛みも大切です。5日以上出ていない、硬い便を痛がる、腹痛や食欲低下がある場合はご相談ください。毎日出ていても、便が硬く出しにくければ便秘の可能性があります。
便秘でも保育園・幼稚園・学校へ行けますか?
機嫌や食欲が良く、強い腹痛や嘔吐がなければ、一般的には登園・登校できることが多いでしょう。ただし、痛みが強い、便が詰まって苦しそう、治療後も体調が優れない場合は、無理をせず休ませて受診をご検討ください。
便秘薬は長く飲んでも大丈夫ですか?
小児科で状態を確認し、年齢や体重に合わせて適切に使用することが大切です。症状が良くなったように見えても、自己判断で中止すると再発する場合があります。薬の量や中止時期は医師と相談しましょう。
家庭ではどのようなケアができますか?
年齢に合った食事と水分、適度な運動、食後にトイレへ座る習慣などが基本です。足元に踏み台を置くと排便しやすくなることがあります。排便できないことを叱ったり、無理に長時間座らせたりするのは避けましょう。
便秘を何度も繰り返します。小児科に相談してよいですか?
はい、ご相談ください。子どもの便秘は、一度改善しても再発することがあります。便がたまってから対応するのではなく、痛みなく排便できる状態を保つことが重要です。繰り返す場合は、治療内容や生活習慣を一緒に見直します。
監修医情報

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 小児科専門医
- 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
- 薬剤師
- 日本小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児臨床アレルギー学会
- 日本東洋医学会
- 日本小児東洋医学会
- 日本小児心身医学会