腸重積症|わかばこどもクリニック|川崎市中原区の小児科

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腸重積症についてご相談ください

川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、赤ちゃんや子どもの腸重積症が疑われる症状についてご相談いただけます。 「突然激しく泣き出し、しばらくすると落ち着くことを繰り返している」「嘔吐して顔色が悪い」「便に血が混じっている」など、普段と違う様子はありませんか? 腸重積症は、特に乳幼児に多く、早期の診断と治療が必要な病気です。腹痛・嘔吐・血便のすべてがそろうとは限らず、眠っているように見える、ぐったりしているなど、腹痛とはわかりにくい症状で始まることもあります。疑わしい症状がある場合は家庭で長く様子を見ず、診療時間外であれば夜間・休日の救急医療機関への受診もご検討ください。

腸重積症とは

腸重積症とは、腸の一部が隣接する腸の中へ入り込み、腸が重なった状態になる病気です。腸の内容物が通りにくくなるだけでなく、入り込んだ腸が締め付けられて血液の流れも悪くなります。 生後3か月から2歳未満の子どもに多く、特に乳児期に発症しやすい病気ですが、それ以外の年齢でも起こる可能性があります。 発症から時間がたつと腸の組織が傷み、整復が難しくなったり、手術が必要になったりすることがあります。早期に適切な診断と治療を受けることが大切な、小児救急の代表的な病気です。

このような場合はご相談ください

このような場合はご相談ください

  • 突然激しく泣き、おさまった後に再び泣くことを繰り返している
  • 腹痛を訴え、膝をお腹に引き寄せるように丸くなる
  • 嘔吐を繰り返し、水分やミルクを与えても吐いてしまう
  • 赤い血や粘液が混じった便、いちごジャム状の便が出た
  • 顔色が悪い、反応が鈍い、普段より眠そう、ぐったりしている

症状

突然の腹痛や激しい泣き方を繰り返す

腸重積症に特徴的なのは、突然始まる強い腹痛です。痛みは数分程度続いた後にいったんおさまり、しばらくすると再び現れることがあります。 言葉で痛みを伝えられない赤ちゃんでは、急に激しく泣く、足を縮めて体を丸める、不機嫌になるなどの様子がみられます。痛みのない時間には比較的落ち着くこともあるため、治ったように見えても注意が必要です。

子どもが嘔吐し、顔色が悪くなる

腸の通りが悪くなるため、吐き気や嘔吐が起こります。初めはミルクや食べたものを吐き、進行すると黄色や緑色の液体を吐くことがあります。 また、顔色が青白い、冷や汗をかく、ぐったりする、呼びかけへの反応が弱いなどの症状がみられることもあります。腹痛よりも、元気がない、異常に眠そうといった様子が目立つ乳幼児もいます。

血便や粘液の混じった便が出る

入り込んだ腸の血流が悪くなると、腸の粘膜から出血し、血液と粘液が混ざった便が出ることがあります。赤黒く、いちごジャムのように見える場合もあります。 ただし、血便は発症直後から必ず出るわけではありません。血便がないから腸重積症ではないとは判断できないため、繰り返す腹痛や嘔吐があれば早めの受診が必要です。

原因

多くは明らかな原因を特定できない

乳幼児の腸重積症では、はっきりした原因が見つからないことが多いとされています。小腸の終わり付近が大腸へ入り込むタイプが代表的です。 腸は食べ物を送り出すために動いているため、何らかのきっかけで腸の一部が隣の腸へ引き込まれると考えられています。

風邪や胃腸炎後のリンパ組織の腫れ

腸の壁には、感染から体を守るリンパ組織があります。風邪やウイルス性胃腸炎などの後にこの組織が腫れ、それが先頭となって腸の中へ入り込むことがあります。 ただし、感染症にかかった子どもの多くが腸重積症になるわけではなく、完全に予防することは困難です。

年長児では腸の病変が関係することもある

年長児で発症した場合や、腸重積症を何度も繰り返す場合には、メッケル憩室、ポリープなど、腸にある病変がきっかけになっていることがあります。 必要な検査や診療科は年齢や経過によって異なるため、医師が状態を確認し、専門的な診療が必要な場合には適切な医療機関への受診を検討します。

日常生活での注意点

疑わしいときは飲食させず早めに受診する

腸重積症が疑われる場合は、自己判断で食事や飲み物を与えず、速やかに医療機関へ連絡してください。検査や処置、麻酔が必要になる可能性があるためです。 吐いている子どもをあお向けのままにせず、顔を横に向けるなど、吐いたものをのどに詰まらせないよう注意しましょう。

痛みが一度おさまっても様子を見続けない

腸重積症では、強い痛みと落ち着いた状態を交互に繰り返すことがあります。一時的に機嫌が戻ったとしても、病気が治ったとは限りません。 痛みが始まった時刻、嘔吐の回数、便の色、機嫌の変化などを記録しておくと診察に役立ちます。便や吐いたものを撮影しておくことも参考になります。

治療後も再発を示す症状に注意する

治療によって腸が元に戻った後でも、腸重積症が再発することがあります。医療機関から説明された食事や経過観察の方法を守りましょう。 再び周期的に泣く、腹痛を訴える、嘔吐する、顔色が悪くなるなどの症状が現れた場合は、登園・登校を控え、速やかに受診してください。

治療方法

診察と画像検査による診断

診察では、症状が始まった時刻や繰り返し方、嘔吐・血便の有無、顔色や意識状態などを確認し、お腹の張りやしこりがないかを診ます。 腸重積症が疑われる場合は、一般的に腹部超音波検査などで腸の状態を確認します。必要な検査や治療を速やかに受けられるよう、対応可能な医療機関へ紹介することがあります。

空気や液体を使って腸を元に戻す整復治療

腸に穴が開いている可能性などがなく、全身状態が保たれている場合は、肛門から空気や造影剤、生理食塩水などを入れ、圧力によって重なった腸を戻す「非観血的整復」が検討されます。 超音波やX線などで腸の状態を確認しながら行う処置で、実施方法は医療機関やお子さまの状態によって異なります。整復後も再発や合併症がないか経過を観察します。

整復できない場合などは手術を検討する

非観血的整復で腸が元に戻らない場合、発症から時間が経過している場合、腸に穴が開いていることや腹膜炎が疑われる場合などには、手術が必要になることがあります。 治療方法は、発症後の経過時間だけで決まるものではありません。お子さまの全身状態や画像検査の結果などを踏まえ、担当医が判断します。

受診の目安

ご家庭で少し様子を見てもよいケース

腸重積症が疑われる症状については、基本的に家庭で様子を見ることはおすすめできません。

早めに小児科・救急医療機関へ相談した方がよいケース

突然の激しい腹痛や泣き方を繰り返す、嘔吐が続く、血便が出る、顔色が悪い、ぐったりしている場合は、速やかな受診が必要です。血便が出るまで待つ必要はありません。 呼びかけへの反応が弱い、意識がもうろうとしている、緑色の液体を吐く、お腹が大きく張っている、強い腹痛が続く場合は緊急性があります。診療時間外であれば、夜間・休日の救急医療機関への受診や、子ども医療電話相談「#8000」、緊急時には119番への連絡をご検討ください。

川崎市中原区・周辺地域で子どもの腸重積症にお悩みの方へ

川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、お子さまに腸重積症を疑う症状がある場合は、早めに医療機関へご相談ください。軽く見える症状でも、繰り返し方や全身状態を確認することが大切です。 わかばこどもクリニックでは、お子さまの年齢や症状、経過に合わせて診察し、必要に応じて検査・治療が可能な医療機関への受診をご案内します。「小児科に相談してよいかわからない」と抱え込まず、気になる症状があればご相談ください。ただし、ぐったりしているなど緊急性の高い症状がある場合は、直接、救急医療機関を受診してください。

よくあるご質問

Q

突然泣き出しても、すぐ泣きやめば様子を見てよいですか?

A

腸重積症では、激しく泣いた後に一度落ち着き、再び泣き出すことがあります。痛みを繰り返す、嘔吐する、顔色が悪いなどの症状があれば、落ち着いている時間があっても速やかに受診してください。

Q

血便がなければ腸重積症ではありませんか?

A

血便・腹痛・嘔吐がすべてそろうとは限りません。血便は時間がたってから現れることもあります。繰り返す腹痛や激しい泣き方、嘔吐、ぐったりした様子などがあれば、血便を待たずにご相談ください。

Q

腸重積症が疑われるとき、薬や浣腸を使ってもよいですか?

A

市販の鎮痛薬、整腸薬、便秘薬、浣腸などを自己判断で使用すると、症状の判断が難しくなることがあります。まず医療機関へ連絡し、薬や飲食について指示を受けてください。

Q

治療後はいつから保育園・幼稚園・学校へ行けますか?

A

治療方法や入院の有無、その後の体調によって異なります。腹痛や嘔吐がなく、食事が取れ、医師から許可されたことを確認してから登園・登校しましょう。

Q

腸重積症は再発しますか?小児科に相談してよいですか?

A

腸が元に戻った後も再発することがあります。以前と同じような腹痛、泣き方、嘔吐などが現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。判断に迷う症状は小児科へ相談できますが、ぐったりしている場合などは救急受診が必要です。

監修医情報

医師 宮沢 啓貴

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

資格・所属学会
  • 日本専門医機構認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
  • 薬剤師
  • 日本小児科学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本小児東洋医学会
  • 日本小児心身医学会