思春期早発症|わかばこどもクリニック|川崎市中原区の小児科

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思春期早発症 PRECOCIOUS-PUBERTY

思春期早発症についてご相談ください

川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、子どもの思春期早発症についてご相談いただけます。 「同じ年齢の子より胸が膨らむのが早い」「低学年なのに陰毛が生えてきた」「最近、急に身長が伸びている」など、お子さまの体の変化に戸惑う保護者の方は少なくありません。一方で、「成長には個人差があるから、もう少し様子を見てよいのでは」「思春期のことを小児科に相談してよいかわからない」と迷うこともあるでしょう。 思春期が始まる時期には個人差がありますが、変化が一般的な年齢より早い場合や、短期間で進んでいる場合には、成長の記録を確認し、必要な検査を検討することが大切です。気になる変化が一つだけでも、お気軽にご相談ください。

思春期早発症とは

思春期早発症とは、乳房の発育、陰毛、月経、精巣の発育、声変わりなどの「二次性徴」が、一般的な時期より2~3年以上早く現れる状態です。 女の子は7歳6か月未満の乳房発育、8歳未満の陰毛・わき毛、10歳6か月未満の初経など、男の子は9歳未満の精巣・陰茎の発育、10歳未満の陰毛、11歳未満のわき毛・ひげ・声変わりなどが主な目安とされています。ただし、一つの症状や年齢だけで診断するものではなく、変化の進み方、成長速度、骨の成熟、ホルモンの状態などを総合して判断します。

このような場合はご相談ください

このような場合はご相談ください

  • 女の子で7歳6か月になる前から乳房が膨らんできた
  • 女の子で10歳6か月になる前に初めての月経があった
  • 男の子で9歳になる前から精巣や陰茎が大きくなってきた
  • 低年齢で陰毛、わき毛、にきび、体臭、声変わりなどが現れた
  • 以前より急に身長が伸び、体つきも短期間で変化している

症状

女の子の乳房の発育や早い月経

女の子では、乳房が膨らむことが最初の変化として多く見られます。その後、陰毛やわき毛が生える、体つきが丸みを帯びる、帯下(おりもの)が増える、月経が始まるといった変化が現れます。 乳房だけが一時的に膨らみ、その後進行しない「早発乳房」の場合もありますが、見た目だけで思春期早発症と区別することは困難です。左右差がある場合や、触ると痛がる場合も含め、小児科で経過を確認できます。

男の子の精巣の発育や早い声変わり

男の子では、精巣が大きくなることが思春期の初期変化ですが、家庭では気づきにくいことがあります。その後、陰茎の発育、陰毛やわき毛、にきび、ひげ、声変わりなどが見られます。 女の子に比べて男の子の思春期早発症は少なく、背景に病気が隠れていないか慎重な確認が必要です。低年齢で声変わりや外性器の発育が見られた場合は、早めにご相談ください。

急に身長が伸びる・成長曲線が上向きになる

性ホルモンの作用が強まると、身長が急速に伸びます。以前は平均的だったお子さまが急にクラスで背の高い方になったり、成長曲線が標準の線を横切って上向きになったりすることがあります。

原因

脳からの指令が通常より早く始まる場合

多くは、脳の視床下部から下垂体、卵巣・精巣へと続くホルモンの働きが、通常より早く始まる「中枢性思春期早発症」です。女の子では、検査をしても明らかな原因が見つからないことが少なくありません。

卵巣・精巣・副腎などから性ホルモンが分泌される場合

脳からの指令とは別に、卵巣、精巣、副腎などから性ホルモンが多く分泌され、二次性徴が現れることがあります。まれですが、卵巣のう胞、副腎や性腺の病気、遺伝的な病気などが原因となる場合があります。

一部分の変化だけが早く現れる場合

乳房だけが膨らむ早発乳房や、陰毛・体臭だけが早く現れる早発陰毛など、思春期の変化が一部分に限られる場合もあります。必ずしも治療が必要とは限りませんが、その後に変化が進むこともあるため、定期的な成長の確認が大切です。

日常生活での注意点

身長と体の変化を記録する

3~6か月ごとを目安に身長を測り、母子健康手帳などの成長曲線へ記録しましょう。乳房の発育、月経、陰毛、声変わりなどに気づいた時期も記録しておくと、診察の参考になります。 毎日のように体を確認するとお子さまの負担になるため、プライバシーに配慮しながら見守ることが大切です。

お子さまの戸惑いや不安に寄り添う

周囲より早く体が変化すると、お子さまが恥ずかしさや不安を感じることがあります。「おかしいことではない」と伝え、月経への備えや学校生活での困りごとについて、年齢に合った言葉で説明しましょう。

自己判断でサプリメントや薬を使わない

食事や運動だけで思春期の進行を止めることはできません。身長を伸ばすとうたうサプリメントや健康食品を自己判断で使用せず、まず医師へご相談ください。また、同居する家族が使用するホルモン剤の塗り薬などは、お子さまが触れないように管理しましょう。

治療方法

診察と成長曲線による評価

診察では、二次性徴が始まった年齢や進み方、身長の伸び、頭痛などの随伴症状、既往歴、使用している薬などを確認します。乳房や外性器の発育状態も、必要性を説明し、プライバシーに配慮したうえで診察します。

骨年齢やホルモン検査

必要に応じて、手のX線画像から骨の成熟度をみる「骨年齢」の評価や、LH・FSH、エストロゲン、テストステロンなどの血液検査が検討されます。ホルモンを刺激して反応を確認する検査や画像検査が必要な場合もあります。

経過観察・薬物療法・専門医療機関との連携

変化が一部分に限られ、進行が見られない場合は、身長や症状を定期的に確認することがあります。中枢性思春期早発症と診断され、進行が速い場合などには、思春期を進めるホルモンの働きを一時的に抑える注射薬が検討されます。

受診の目安

乳房が少し膨らんでいるものの数か月たっても変化がなく、身長の伸びも通常どおりで、ほかの症状がない場合は、記録を取りながら次の診療時間内にご相談いただけます。ただし、家庭だけで思春期早発症かどうかを判断することは難しいため、一度小児科で確認すると安心です。 年齢の目安より早く二次性徴が現れた場合、複数の変化が同時に見られる場合、数か月で急速に進んでいる場合、身長が急に伸びた場合は、早めに小児科へご相談ください。男の子の早い二次性徴や、女の子の月経ではない性器出血も、早めの確認が必要です。 激しい頭痛、繰り返す嘔吐、けいれん、意識がぼんやりする、見え方がおかしい、手足の動かしにくさなどを伴う場合は、夜間・休日でも救急相談や救急受診を検討してください。

川崎市中原区・周辺地域で子どもの思春期早発症にお悩みの方へ

川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、お子さまの体の変化が早いと感じたときは、わかばこどもクリニックへご相談ください。見た目には小さな変化でも、時間の経過や身長の記録を確認することが大切です。 当院では、お子さまの年齢、発育の状態、変化の進み方に合わせて診察し、必要な検査や治療、専門医療機関との連携を検討します。「この程度で小児科を受診してよいのかな」と抱え込まず、気になる段階でご相談ください。

よくあるご質問

Q

胸が少し膨らんでいます。すぐに受診した方がよいですか?

A

女の子で7歳6か月未満の場合や、短期間で膨らみが進んでいる場合、急な身長の伸びや陰毛などを伴う場合は、早めにご相談ください。乳房だけの一時的な変化もありますが、診察や経過から判断します。

Q

思春期早発症は小児科に相談してよいですか?

A

はい、小児科へご相談ください。母子健康手帳や学校の身体測定記録をお持ちいただくと、成長の推移を確認しやすくなります。必要に応じて小児内分泌を専門とする医療機関と連携します。

Q

思春期早発症でも保育園や学校へ通えますか?

A

思春期早発症そのものを理由に、通常は登園・登校を控える必要はありません。ただし、早い月経への準備や着替えへの配慮などが必要になる場合があります。本人の気持ちを尊重し、必要に応じて園や学校へ相談しましょう。

Q

家庭で思春期の進行を遅らせる方法はありますか?

A

食事制限や運動など、家庭で思春期を止める方法はありません。過度な体重増加を避け、十分な睡眠やバランスのよい食事を心がけることは大切ですが、サプリメントなどを自己判断で使用せず、医師へご相談ください。

Q

薬を使えば身長は必ず高くなりますか?

A

薬物療法の目的は、思春期の進行や骨の成熟を抑え、成長できる期間を保つことなどです。最終身長への影響には個人差があり、すべてのお子さまに治療が必要なわけではありません。開始年齢、進行の速さ、骨年齢などを踏まえて治療を検討します。

監修医情報

医師 宮沢 啓貴

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

資格・所属学会
  • 日本専門医機構認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
  • 薬剤師
  • 日本小児科学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本小児東洋医学会
  • 日本小児心身医学会