甲状腺の病気|わかばこどもクリニック|川崎市中原区の小児科

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甲状腺の病気 THYROID-DISEASE

甲状腺の病気についてご相談ください

川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、子どもの甲状腺の病気についてご相談いただけます。 「首の前が腫れている」「身長の伸びが悪くなった」「疲れやすく、学校生活に集中できない」などの変化があっても、成長期によくあることなのか、甲状腺の病気なのかを家庭で判断するのは簡単ではありません。 甲状腺の病気は赤ちゃんから思春期のお子さままでみられ、年齢によって症状の現れ方が異なります。「この程度で小児科を受診してよいのかな」と迷う場合も、成長記録や体調の変化を確認するためにご相談ください。

子どもの甲状腺の病気とは

甲状腺は、首の前側にある小さな臓器です。体の成長、脳の発達、体温、心拍、エネルギーの消費などを調節する「甲状腺ホルモン」をつくっています。 子どもの主な甲状腺の病気には、ホルモンが不足する「甲状腺機能低下症」、過剰になる「甲状腺機能亢進症」、甲状腺が腫れる甲状腺腫などがあります。 機能低下症の代表的な原因は、生まれつき甲状腺の働きが弱い先天性甲状腺機能低下症や、免疫の働きによって甲状腺に慢性的な炎症が起こる橋本病です。機能亢進症では、甲状腺ホルモンが過剰につくられるバセドウ病が代表的です。

このような場合はご相談ください

このような場合はご相談ください

  • 首の前側が腫れている、以前より太く見える
  • 身長の伸びが鈍くなった、成長曲線が下向きになった
  • 疲れやすい、寒がる、便秘、むくみなどが続いている
  • 動悸、手の震え、汗が多い、体重減少などがみられる
  • 新生児マススクリーニングの再検査・精密検査を案内された

症状

疲れやすい・寒がる・身長が伸びにくい

甲状腺ホルモンが不足すると、元気がない、眠そう、寒がる、皮膚が乾燥する、便秘になる、顔や手足がむくむといった症状が現れることがあります。食事量があまり変わらないのに体重が増える場合もあります。 子どもでは、身長の伸びが鈍くなることが重要なサインです。学童期以降では、集中しにくい、反応がゆっくりになる、成績が低下するといった変化から気づくこともあります。

動悸・手の震え・汗が多い・体重が減る

甲状腺ホルモンが過剰になると、動悸、脈が速い、手指の細かな震え、暑がる、汗をかきやすい、食欲があるのに体重が減るなどの症状がみられます。目が目立つ、まぶたが腫れる、首が腫れることもあります。 子どものバセドウ病では、落ち着きがない、怒りっぽい、疲れているのに眠れない、授業へ集中しにくい、運動時に息切れするといった変化が目立つ場合があります。

赤ちゃんの哺乳不良・長引く黄疸・便秘

先天性甲状腺機能低下症の赤ちゃんでは、哺乳量が少ない、体重が増えにくい、元気がない、黄疸が長引く、便秘、手足が冷たい、泣き声がかすれるなどの症状が現れることがあります。 早期には症状が目立たないことも多いため、新生児マススクリーニングの結果確認が重要です。再検査や精密検査の案内を受けた場合は、赤ちゃんが元気そうでも指定された時期に受診してください。

原因

免疫の働きが甲状腺へ影響する自己免疫疾患

橋本病やバセドウ病は、本来は体を守る免疫が甲状腺へ影響を及ぼす「自己免疫疾患」です。橋本病では甲状腺の働きが低下することがあり、バセドウ病では甲状腺を刺激する抗体によってホルモンが過剰につくられます。

生まれつき甲状腺の形成や働きに問題がある

先天性甲状腺機能低下症では、甲状腺が本来の位置にない、十分に形成されていない、ホルモンをうまくつくれないなどの原因があります。一時的に甲状腺機能が低下するケースもあり、経過や検査結果を踏まえた判断が必要です。 早期治療によって、成長や発達への影響を抑えることが期待できます。

炎症・薬剤・ほかの病気による影響

ウイルス感染などに伴う甲状腺の炎症、服用中の薬、ヨウ素の過剰摂取、脳の下垂体や視床下部の病気などによって、甲状腺機能に異常が生じることもあります。 首のしこりや左右差のある腫れには、のう胞など別の病気が関係する場合もあるため、見た目だけで原因を判断することはできません。

日常生活での注意点

身長・体重・脈拍などの変化を記録する

母子健康手帳や園・学校の身体測定記録を確認し、身長と体重の推移を成長曲線に記録しましょう。動悸がある時間帯、食欲、便通、睡眠、体温なども診察の参考になります。 首の腫れは頻繁に触らず、変化がわかる程度に記録してください。

薬を自己判断で中断・増減しない

甲状腺ホルモン薬や抗甲状腺薬は、検査結果に合わせた用量調整が必要です。元気になったように見えても、自己判断で中断したり、市販のサプリメントを併用したりしないでください。 海藻などに含まれるヨウ素を極端に制限・摂取することも避け、食生活について指示がある場合は医師へ確認しましょう。

園や学校と体調について共有する

状態が安定していれば、通常は保育園・幼稚園・学校へ通えます。ただし、動悸や筋力低下が強い時期は運動量の調整が必要な場合があります。 疲れやすさ、集中力の低下、体育への参加などで困るときは、本人の気持ちに配慮しながら園や学校と共有しましょう。

治療方法

園や学校と体調について共有する

診察では、症状が始まった時期、首の腫れ、脈拍、皮膚や目の状態、身長・体重の推移、家族歴、服用中の薬などを確認します。乳幼児では、哺乳や便通、発達の様子も大切な情報です。 母子健康手帳、学校の身体測定記録、健診結果、お薬手帳があればお持ちください。

血液検査や画像検査の検討

甲状腺の働きを調べるため、必要に応じてTSH、FT4、FT3などの血液検査や、自己抗体の検査が検討されます。TSHは甲状腺へ指令を出すホルモン、FT4・FT3は血液中の甲状腺ホルモンです。 首の腫れやしこりがある場合には、超音波検査などが必要になることもあります。検査内容や実施先は、お子さまの状態に応じて判断します。

薬物療法・経過観察・専門医療機関との連携

甲状腺機能低下症では、不足する甲状腺ホルモンを補う薬が用いられます。バセドウ病では、小児の場合、甲状腺ホルモンの合成を抑える抗甲状腺薬による治療が一般的な第一選択です。 軽度の異常では経過を確認することもあります。診断後は定期的に血液検査や成長を確認し、薬の量を調整します。専門的な検査や治療が必要な場合は、小児内分泌を専門とする医療機関などと連携します。

受診の目安

首の腫れが軽く、元気や食欲があり、急な体重変化などがない場合でも、診療時間内に一度小児科へご相談ください。腫れが続いている場合や、成長曲線に変化がある場合は、長期間自己判断で様子を見ないことが大切です。 疲れやすさ、便秘、寒がり、身長の伸びの低下、動悸、手の震え、多汗、体重減少などが続く場合は、早めに受診しましょう。新生児マススクリーニングで再検査・精密検査の案内を受けた場合も、指定された期限内の受診が必要です。 高熱、著しく速い脈、強い息苦しさ、繰り返す嘔吐、意識がぼんやりする、けいれんなどがある場合は、まれに重い甲状腺機能異常が関係する可能性もあります。夜間・休日でも救急相談や救急受診を検討してください。

川崎市中原区・周辺地域で子どもの甲状腺の病気にお悩みの方へ

川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、お子さまの首の腫れや成長、体調の変化が気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。 甲状腺の病気は、軽い疲れや成長期の変化のように見えることがあります。当院では、お子さまの年齢や成長、症状に合わせて診察し、必要な検査、治療、専門医療機関との連携を検討します。小さな変化でも抱え込まずにご相談ください。

よくあるご質問

Q

子どもの首が腫れています。何科を受診すればよいですか?

A

まず小児科へご相談ください。甲状腺全体の腫れだけでなく、リンパ節やほかの病気による腫れもあるため、診察によって確認します。急に大きくなった場合、痛みや発熱、飲み込みにくさを伴う場合は早めに受診してください。

Q

甲状腺の病気でも保育園や学校へ通えますか?

A

体調が安定していれば、通常は登園・登校できます。動悸や疲労が強い場合は、体育や部活動を一時的に調整することがあります。主治医と相談し、必要な配慮を園や学校へ伝えましょう。

Q

甲状腺の薬は症状がなくなればやめてもよいですか?

A

自己判断では中止しないでください。症状が改善しても血液検査では異常が残っていることがあり、急な中断によって状態が悪化する可能性があります。中止や減量は検査結果を確認しながら医師が判断します。

Q

抗甲状腺薬を飲んでいるときの注意点はありますか?

A

抗甲状腺薬では、まれに白血球が著しく減少する重い副作用が起こります。服用中に発熱や強いのどの痛みが現れた場合は、次の服用前に処方元へ連絡し、速やかに医療機関を受診してください。発疹やかゆみ、黄疸などがある場合もご相談ください。

Q

甲状腺の病気は繰り返したり、長く続いたりしますか?

A

原因によって経過は異なります。一時的に改善するものもあれば、長期的な服薬や定期検査が必要なもの、いったん安定しても再び機能が変化するものがあります。症状だけで判断せず、指示された間隔で経過を確認しましょう。

監修医情報

医師 宮沢 啓貴

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

資格・所属学会
  • 日本専門医機構認定 小児科専門医
  • 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
  • 薬剤師
  • 日本小児科学会
  • 日本小児アレルギー学会
  • 日本小児臨床アレルギー学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本小児東洋医学会
  • 日本小児心身医学会