頭痛についてご相談ください
川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、子どもの頭痛についてご相談いただけます。 「朝になると頭が痛いと言う」「学校を休むほど繰り返している」「熱はないのに頭痛が続く」など、お子さまの訴えにどう対応すべきか迷う保護者の方も少なくありません。赤ちゃんや乳幼児は痛みを言葉で伝えられず、機嫌の悪さや嘔吐などが頭痛のサインになることもあります。 子どもの頭痛の多くは片頭痛や緊張型頭痛などですが、発熱を伴う感染症や、まれに早急な対応を要する病気が隠れていることもあります。「この程度で小児科を受診してよいのかな」と迷う場合も、痛みの頻度や生活への影響が気になった段階でご相談ください。
子どもの頭痛とは
頭痛は、頭の中や周囲に痛みを感じる症状です。頭痛そのものが病気である「一次性頭痛」と、感染症や頭部のけがなど別の病気に伴って起こる「二次性頭痛」に分けられます。 子どもに多い一次性頭痛には、ズキズキと痛む片頭痛や、頭を締めつけられるように感じる緊張型頭痛があります。大人の片頭痛とは異なり、子どもでは痛みが比較的短時間で治まったり、頭の両側が痛くなったりすることがあります。
このような場合はご相談ください
このような場合はご相談ください
- 頭痛を繰り返し、保育園や学校を休むことがある
- 頭がズキズキし、光や音を嫌がったり吐いたりする
- 朝起きたときや夜間に頭痛を訴えることが続いている
- 市販の鎮痛薬を使う回数が増えている
- 頭痛の原因がわからず、元気や食欲の低下も気になる
症状
ズキズキする頭痛と吐き気が見られる片頭痛
子どもの片頭痛では、ズキズキする痛みに加えて、吐き気や嘔吐、光・音・においを嫌がる症状が見られます。運動や階段の上り下りで痛みが強くなり、暗く静かな場所で眠ると軽くなることがあります。
頭を締めつけられるように痛む緊張型頭痛
緊張型頭痛では、頭全体を押さえつけられる、重く締めつけられるような痛みを感じます。一般的には片頭痛ほど吐き気が強くなく、体を動かしても著しく悪化しない傾向があります。 長時間の勉強やゲーム、スマートフォンの使用、不自然な姿勢などによる首・肩周辺の緊張が関係することがあります。疲労や心理的な負担が重なると症状が続く場合もあります。
発熱・嘔吐・意識の変化などを伴う頭痛
風邪やインフルエンザ、副鼻腔炎などの感染症でも頭痛が起こります。一方、激しい頭痛に繰り返す嘔吐、けいれん、意識の変化、手足の動かしにくさなどを伴う場合は、髄膜炎・脳炎などの病気も考慮して速やかな診察が必要です。
原因
片頭痛を起こしやすい体質
片頭痛には、脳の神経や血管の働きが関係すると考えられています。ご家族にも片頭痛があるなど、体質的な影響が見られることもあります。 睡眠不足、空腹、疲労、強い光、気圧の変化、特定のにおいなどが発作のきっかけになる場合がありますが、原因や誘因は一人ひとり異なります。
生活リズムや心身の負担
寝不足だけでなく、休日の寝過ぎ、不規則な食事、水分不足なども頭痛に関係します。また、学習、友人関係、環境の変化などによる緊張やストレスが、頭痛として現れることもあります。 心身の影響による頭痛は「気のせい」ではありません。本人の訴えを否定せず、生活全体を確認することが大切です。
感染症や頭部外傷など別の病気
発熱を伴う感染症、鼻の奥に炎症が起こる副鼻腔炎、視力の問題、頭部外傷などによって頭痛が起こることがあります。頻度は高くありませんが、髄膜炎・脳炎や頭蓋内の病気などが原因となる場合もあります。 診察では、頭痛の経過や全身状態、神経症状の有無などから、詳しい検査が必要かを判断します。
日常生活での注意点
頭痛が起きた時間と症状を記録する
頭痛が起きた日時、持続時間、痛みの強さ、食事や睡眠、発熱・嘔吐の有無、使用した薬などを記録しておくと、診察や治療方針の検討に役立ちます。 「頭痛ダイアリー」として簡単に記録し、保育園や学校を休んだ日も残しておきましょう。
暗く静かな場所で休ませる
片頭痛が疑われる場合は、光や音の刺激を避け、静かな場所で休ませます。脱水や空腹がきっかけと思われる場合は、吐き気がなければ少しずつ水分を取らせてください。 首や肩を強くもんだり、自己判断で薬を繰り返し使用したりすることは避けましょう。
睡眠・食事・画面を見る時間を整える
起床・就寝時刻をできるだけ一定にし、朝食を含めて規則正しく食事を取ることが大切です。ゲームやスマートフォンは適度に休憩を入れ、同じ姿勢を長時間続けないようにします。 頭痛が強い日は登園・登校や運動を無理に続けず休ませ、症状が繰り返す場合は生活習慣だけで解決しようとせず小児科へご相談ください。
治療方法
問診と診察で頭痛の特徴を確認します
頭痛が始まった時期、痛む場所、持続時間、頻度、随伴症状、頭部外傷の有無、生活への影響などを確認します。必要に応じて血圧や視力、目の動き、手足の力や反応なども診察し、一次性頭痛か、ほかの病気に伴う頭痛かを検討します。
発作時の薬物療法
片頭痛などでは、年齢、体重、症状に応じて解熱鎮痛薬を検討します。薬は頭痛が強くなる前の適切なタイミングで使用することが大切ですが、使用できる種類や量は年齢によって異なるため、医師の指示に従ってください。
生活指導と予防治療
頭痛ダイアリーを参考に、睡眠、食事、水分摂取、姿勢、心理的な負担などを確認し、お子さまに合った対策を考えます。 片頭痛の頻度が高く、学校生活などへの影響が大きい場合は、予防薬が検討されることもあります。薬の必要性や選択は症状や年齢などを踏まえて個別に判断します。
受診の目安
軽い頭痛が短時間で治まり、休んだ後は普段どおり元気で、発熱・嘔吐・けいれんなどがなければ、ご家庭で体調を観察できる場合があります。ただし、頭痛を繰り返す、以前より頻度や強さが増している、薬を使うことが多い、登園・登校に影響している場合は、早めに小児科へご相談ください。 次のような場合は、夜間や休日でも救急受診を検討してください。 ・突然起きた、これまでにない激しい頭痛 ・意識がもうろうとしている、呼びかけへの反応がおかしい ・けいれん、手足の動かしにくさ、歩き方や話し方の異常がある ・高熱、首の動かしにくさ、繰り返す嘔吐を伴う ・頭を強くぶつけた後に頭痛や嘔吐が続く ・頭痛が次第に強くなり、夜中に目を覚ます、または早朝に嘔吐する 判断に迷うときは、子ども医療電話相談「#8000」へ相談できます。頭痛とともにけいれんや意識障害がある場合など、緊急性が高いと感じたときは迷わず119番へ連絡してください。
川崎市中原区・周辺地域で子どもの頭痛にお悩みの方へ
川崎市中原区や元住吉周辺をはじめ、川崎市幸区・高津区・横浜市港北区などにお住まいで、お子さまの頭痛が気になる方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。 子どもの頭痛は軽く見えても、繰り返し方や一緒に現れる症状を確認することが大切です。当院では、お子さまの年齢や状態、生活への影響を踏まえて診察し、必要な治療や対応を検討します。「小児科に相談してよいかわからない」という場合も、保護者の方だけで抱え込まずにご相談ください。
よくあるご質問
子どもの頭痛は小児科に相談してよいですか?
はい、小児科にご相談ください。繰り返す頭痛や、吐き気、発熱、登校への影響がある場合は受診をご検討ください。診察の結果、専門的な検査が必要な場合は適切な医療機関への紹介を検討します。
頭痛があるときは保育園や学校を休ませるべきですか?
強い痛みや吐き気がある、光や音を嫌がる、授業や活動が難しい場合は無理をせず休ませましょう。痛みが治まり、食事や活動が普段どおりできれば登園・登校できる場合があります。発熱など感染症が疑われる場合は、その病気に応じた対応が必要です。
市販の頭痛薬を飲ませてもよいですか?
子どもに使用できる薬や量は、年齢・体重・体調によって異なります。大人用の薬を自己判断で分けて飲ませることは避けてください。薬の使用が週に何度も必要な場合や、効きにくくなっている場合は受診が必要です。
家庭ではどのように対処すればよいですか?
暗く静かな場所で休ませ、吐き気がなければ少しずつ水分を与えます。頭痛の日時や持続時間、食事、睡眠、ほかの症状を記録しておくと診察に役立ちます。意識の変化やけいれんなどがあれば、家庭で様子を見ず救急受診をご検討ください。
子どもの頭痛は繰り返すことがありますか?
片頭痛や緊張型頭痛は繰り返すことがあります。生活リズムを整えることで頻度が減る場合もありますが、症状には個人差があります。頭痛が増える、痛み方が変わる、日常生活に支障が出る場合は改めて診察を受けましょう。
監修医情報

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 小児科専門医
- 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
- 薬剤師
- 日本小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児臨床アレルギー学会
- 日本東洋医学会
- 日本小児東洋医学会
- 日本小児心身医学会