花粉症について
季節ごとのつらい症状に寄り添う
お子さまの花粉症診療
川崎市中原区・幸区の境、尻手黒川通り沿いにある当院では、お子さまの花粉症の診療を行っています。くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状は風邪と見分けがつきにくく、お子さま自身ではうまく伝えられないことも少なくありません。日本アレルギー学会認定アレルギー専門医の資格を持つ医師が、一人ひとりの症状や生活背景を確認したうえで、成長段階に合わせた治療をご提案します。


こんな場合はご相談ください
- くしゃみが何度も出る
- 風邪のような症状が長引いている
- 鼻水や鼻づまりが続いている
- 鼻づまりで口呼吸になっている
- 目のかゆみや充血がある
- 眠りが浅く朝起きづらい様子がある
- 季節になると毎年同じような症状が出る
- 集中力が落ちて学習に影響している
主な花粉症と時期
お住まいの地域や時期で
飛散する花粉は異なります
花粉症の原因となる植物は年間を通してさまざまです。春に飛散するスギやヒノキだけでなく、夏のイネ科や秋のブタクサ・ヨモギなど、季節ごとに注意すべき花粉があります。お子さまの症状が出る時期や地域での飛散傾向を把握することで、早めの予防や対策につなげることができます。
花粉飛散カレンダー
| 花粉の種類 | 主な飛散時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| スギ | 2~4月 | 日本で最も多い花粉症の原因です |
| ヒノキ | 3~5月 | スギ花粉症と併発しやすい特徴があります |
| イネ科 | 5~8月 | 公園や河川敷など身近な場所にもあります |
| ブタクサ | 8~10月 | 秋に症状が出る代表的な花粉です |
| ヨモギ | 9~10月 | 秋花粉症の原因として知られています |
お子さまに多い花粉症
スギ
日本で多く見られる花粉症の原因の一つです。地域差はありますが、主に2月から4月頃にかけて飛散し、北海道南部から九州まで広い地域で症状が現れることがあります。
ヒノキ
スギに続いて春先に飛散するのが特徴です。主に3月から5月頃にかけて症状が現れることがあり、スギ花粉症があるお子さまでは、ヒノキ花粉でも症状が出る場合があります。
イネ科
カモガヤやハルガヤなど、河川敷や公園などにも自生する植物の花粉です。主に5月から8月頃にかけて飛散し、お子さまの屋外活動が多くなる時期と重なるため注意が必要です。
主な花粉症の
原因と仕組み
鼻水や目のかゆみの背景にある
花粉症の原因と仕組み
花粉症は身体が花粉を「異物」と認識し、防御反応を起こすことで、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れる病気です。涙や鼻水で異物を身体の外に押し出そうとする働きが、花粉症の症状の正体になります。仕組みを知っておくことで、日常生活での予防や治療を始めるタイミングがわかりやすくなります。
主な原因となる花粉の種類

スギ(2~4月)

ヒノキ(3~5月)

イネ科植物
(春~夏)

ブタクサ(秋)
症状の強さには
個人差があります
花粉症の症状の強さは
さまざまな要因で変わります
同じ花粉量でもお子さまによって症状の強さはさまざまです。アレルギー体質や生活環境、外で過ごす時間の長さ、睡眠の質や体調など、複数の要因が組み合わさって症状の出方が変わります。
花粉症の主な治療方法
薬物療法
(抗アレルギー薬・ステロイド薬)
症状や程度に合わせて、薬剤を組み合わせて処方します。薬剤の種類は内服薬・点眼薬・点鼻薬などです。お子さまの場合は、飲みやすさや使いやすさも考慮し、生活への負担が少なくなるよう薬剤を選択します。眠気が出にくいタイプの抗アレルギー薬や、症状に応じた点鼻ステロイド薬などを使用することもあります。
花粉症の代表的なお薬
内服
- アレロック
- アレグラ
- ザジテン
- ポララミン
点眼
- アレジオンLX
- フルメトロン
- アレジオン眼瞼クリーム
点鼻
- アラミスト
軟膏
- プレドニン
- リドメックス
- リンデロン
- アンテベート
舌下免疫療法
原因となるアレルゲンを少量ずつ身体に取り入れ、身体を慣らしていく治療法です。スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎が対象で、長期的な症状の軽減や、薬の使用量を減らすことが期待できますが、個人差が大きく、全てのかたに当てはまるわけではありません。一般的には6歳以上が対象となりますが、当院ではお子さまの年齢や服用状況、継続のしやすさを確認したうえで治療をご提案します。
ドロップスクリーンによる検査
指先から少量の血液を採取し、41項目のアレルギーを調べられる検査です。注射による採血が苦手なお子さまにも行いやすく、30分程度で結果が確認できます。花粉症やダニ、食物などのアレルギーの原因を調べたい場合や、症状とアレルゲンの関係を確認したい場合にご提案します。
お子さまの
花粉症について
鼻づまりや目のかゆみが
集中力や睡眠に影響することも
お子さまの花粉症は、くしゃみや鼻水といった目に見える症状だけにとどまりません。鼻づまりによる集中力の低下、夜間の睡眠の質の低下、日中の眠気など、学習や日常生活に影響が及ぶこともあります。「子どもだから自然に治る」と様子を見るのは、症状の背景にある生活への影響にも目を向けることが大切です。
花粉症によるお子さまの
学習や生活への影響

集中力の低下

睡眠の質の低下

日中の眠気
鼻づまりによる口呼吸
鼻づまりが続くことで起こる
口呼吸と全身への影響
鼻づまりによって口呼吸が続くと、のどの乾燥や風邪のひきやすい状態、睡眠の質の低下につながります。成長期では、歯並びやお口周りの発育にも影響が及ぶことがあるため、花粉症の症状を「鼻の問題」だけと捉えないようにしましょう。全身の健康や成長との関わりとして見直し、適切な治療につなげていくことが望まれます。
軽い症状でも放置せず
早めの対応をおすすめします
お子さまの花粉症は、症状が軽いからと様子を見ているうちに、学習や生活への影響が広がっていることがあります。集中力や睡眠の質、成長期の発育への影響など、見えにくい変化も少なくありません。気になる症状があれば早めにご相談いただき、お子さまに合った治療や対策を一緒に考えていきましょう。
よくあるご質問
何歳から花粉症の検査や治療ができますか?
お子さまの年齢や症状によって対応は異なります。舌下免疫療法は基本的に6歳以上のお子さまが対象です。お子さまの年齢や状態に合わせてご提案しますので、気になる症状がある場合はご相談ください。
花粉症のお薬で眠くなることはありませんか?
近年は眠気が出にくいタイプの抗アレルギー薬が増えており、学校生活や学習への影響を抑えながら治療を続けることが可能です。お子さまの様子を見ながら、生活に合った薬剤を選択しています。
風邪と花粉症はどう見分けたらよいでしょうか?
発熱の有無、症状が現れる時期、目のかゆみの有無などが見分けのポイントになります。鼻水の性状や症状が続いている期間も判断材料になりますので、自己判断せず一度ご受診ください。
検査結果が出るまでどのくらいかかりますか?
ドロップスクリーン検査の場合、30分程度で結果がわかります。少量の採血で検査できるため、お子さまへの負担を抑えやすいことが特徴です。検査結果をもとに、原因として考えられるアレルゲンや今後の対策についてご説明します。