インフルエンザに関してご相談ください
川崎市中原区のわかばこどもクリニックでは、赤ちゃんや子どものインフルエンザについてご相談いただけます。 「急に高い熱が出た」「園や学校でインフルエンザが流行している」「家族が感染したあとに咳や発熱が始まった」など、お子さまの症状が気になっていませんか? インフルエンザは、一般的な風邪よりも急に症状が現れ、発熱や強いだるさを伴う傾向があります。ただし、乳幼児では典型的な症状がそろわないこともあり、症状だけで判断するのは難しい場合があります。「この程度で小児科を受診してよいのかな」と迷う場合も、まずはご相談ください。
インフルエンザとは
インフルエンザは、主にインフルエンザウイルスA型・B型への感染によって起こる急性の呼吸器感染症です。日本では冬を中心に流行しますが、時期によっては冬以外にも患者数が増えることがあります。 感染後1~4日程度の潜伏期間を経て、突然の発熱、頭痛、だるさ、筋肉痛などが現れ、その後に咳や鼻水が目立つようになるのが典型的な経過です。多くは1週間前後で回復に向かいますが、子どもでは中耳炎、肺炎、熱性けいれんなどを伴うことがあります。厚生労働省 まれではあるものの、意識障害やけいれんなどを起こすインフルエンザ脳症にも注意が必要です。特に赤ちゃんや乳幼児は体調の変化を自分で伝えられないため、熱の高さだけでなく、呼吸、顔色、水分摂取、反応の様子も確認することが大切です。
このような場合はご相談ください
このような場合はご相談ください
- 急に38℃以上の発熱があり、元気がない
- 園や学校、家族内でインフルエンザが流行している
- 発熱に加えて、咳、鼻水、頭痛、関節痛などがある
- 水分や食事が十分に取れず、尿の回数が減っている
- いったん熱が下がったあと、再び発熱や咳が強くなった
症状
急な高熱と強いだるさ
インフルエンザでは、38℃以上の発熱が急に現れることがあります。寒気、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛、関節痛などを伴い、普段より横になっている時間が増えることもあります。 ただし、インフルエンザでも高熱が出ない場合や、予防接種を受けたお子さまでは比較的軽い症状にとどまる場合があります。熱の高さだけで感染の有無を判断することはできません。
子どもの咳・鼻水・のどの痛み
発熱に続いて、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどが現れます。乳幼児は症状を言葉で伝えにくく、哺乳量の低下、機嫌の悪さ、眠りが浅いといった変化として現れることもあります。 咳が激しい、呼吸が速い、ゼーゼーする、胸や肩を大きく動かして呼吸している場合は、早めに小児科へご相談ください。
嘔吐・下痢・けいれんなどの症状
子どものインフルエンザでは、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状を伴うことがあります。また、発熱に伴って熱性けいれんが起こる場合もあります。 呼びかけへの反応が鈍い、意味のわからない言動がある、けいれんが続く場合は、緊急性の高い状態が考えられるため、速やかな医療機関への相談が必要です。
原因
インフルエンザウイルスへの感染
流行の中心となるのは、インフルエンザウイルスのA型とB型です。同じシーズンでも異なる型に感染する可能性があるため、一度かかったあとに再びインフルエンザを発症することもあります。
咳やくしゃみによる飛沫感染
感染した人の咳やくしゃみ、会話で生じたしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことで感染します。また、ウイルスが付着した手で鼻や口、目などに触れることでも感染が広がる可能性があります。 保育園、幼稚園、学校など、子ども同士が近い距離で過ごす場所では流行しやすいため、手洗いや咳エチケットが大切です。
年齢や基礎疾患による重症化リスク
乳幼児や、喘息などの呼吸器疾患、心疾患、神経疾患、免疫機能に関わる病気などがあるお子さまは、症状が重くなる可能性があります。 基礎疾患のあるお子さまや、普段とは明らかに様子が異なる場合は、早めにかかりつけの小児科へ相談しましょう。
日常生活での注意点
水分を少量ずつこまめに与える
食欲がないときに、無理に食事を取らせる必要はありません。まずは水、お茶、経口補水液など、お子さまが飲みやすいものを少量ずつ与えましょう。 口の中が乾いている、泣いても涙が出ない、半日近く尿が出ないなどの様子がある場合は、脱水が疑われるため受診をご検討ください。
安静・室温・服装を調整する
寒気がある間は体を冷やしすぎず、暑がっているときは厚着を避けて過ごしやすい服装にします。汗をかいた場合は着替え、室内が乾燥しすぎないようにしましょう。 市販の解熱鎮痛薬には子どものインフルエンザに適さない成分もあります。自己判断で使用せず、医師または薬剤師に確認してください。
発熱後2日間は異常行動に注意する
インフルエンザにかかった子どもでは、薬の服用の有無や種類にかかわらず、急に走り出す、部屋から出ようとするなどの異常行動が報告されています。 少なくとも発熱から2日間はお子さまを一人にせず、玄関や窓の施錠を確認し、ベランダや階段に近づけないよう注意してください。
治療方法
診察と必要に応じたインフルエンザ検査
診察では、発熱した時間、咳や鼻水の有無、周囲の流行状況、水分摂取、呼吸状態、基礎疾患などを確認します。症状や発症からの時間を踏まえ、必要に応じて迅速抗原検査などを検討します。 発症直後はウイルス量が少なく、検査結果が陰性でもインフルエンザを否定できない場合があります。検査を行う時期や必要性は、診察した医師が総合的に判断します。
解熱薬などによる症状に応じた治療
発熱や痛みに対しては、お子さまの年齢や体重、全身状態に合わせて解熱鎮痛薬などを使用します。解熱薬は病気そのものを治す薬ではなく、つらさを和らげて水分や睡眠を取りやすくするための薬です。 熱があるだけで必ず使用する必要はありません。処方された用法・用量を守り、以前にもらった薬や家族の薬を自己判断で使わないようにしましょう。
抗インフルエンザ薬による治療
症状、年齢、発症からの時間、基礎疾患などに応じて、抗インフルエンザ薬を検討します。一般的に、発症から48時間以内に開始すると、発熱期間を短くする効果が期待されます。ただし、すべてのお子さまに必ず必要となるわけではありません。 内服薬、吸入薬などには、それぞれ使用できる年齢や注意点があります。お子さまが確実に使用できるかを含め、診察のうえで適切な治療方法を検討します。
受診の目安
ご家庭で少し様子を見てもよいケース
発熱や咳があっても、水分が取れて尿が出ており、呼びかけにいつもどおり反応し、呼吸が苦しそうでなければ、診療時間内の受診を検討しながら安静にして様子を見られる場合があります。 ただし、赤ちゃん、基礎疾患のあるお子さま、症状が悪化している場合は早めにご相談ください。
早めに小児科へ相談した方がよいケース
水分が取れない、何度も吐く、尿が少ない、咳が強くなっている、発熱が長引く、いったん回復したあと再び悪化した場合は、早めに小児科を受診しましょう。 発症から時間がたっていても、症状が強い場合や重症化の可能性がある場合は受診が必要です。
救急受診を検討する症状
次のような場合は、夜間・休日でも救急相談や救急受診をご検討ください。 ・呼びかけても反応が鈍い、意識がおかしい ・けいれんが5分以上続く、繰り返す ・突然走り出す、外へ出ようとするなどの異常行動がある ・息苦しそう、唇の色が紫色になっている ・水分がまったく取れず、ぐったりしている ・生後3か月未満の赤ちゃんに38℃以上の発熱がある ・判断に迷う場合は、子ども医療電話相談「#8000」などもご活用ください。
川崎市中原区・周辺地域で子どものインフルエンザにお悩みの方へ
川崎市中原区や元住吉周辺にお住まいで、お子さまの急な発熱や咳、インフルエンザが疑われる症状にお悩みの方は、わかばこどもクリニックへご相談ください。川崎市幸区・高津区・横浜市港北区など、周辺地域の保護者の方からもご相談いただけます。 子どもの症状は軽く見えても、時間の経過とともに変化することがあります。当院では、お子さまの年齢、症状、発症からの時間、基礎疾患などを確認し、必要な検査や治療を検討します。受診すべきか迷う場合も、抱え込まずにご相談ください。
よくあるご質問
発熱してすぐでもインフルエンザの検査はできますか?
検査は可能ですが、発症直後はウイルス量が少なく、感染していても陰性になる場合があります。発熱からの時間や症状、周囲の流行状況を確認し、検査の必要性や時期を判断します。
インフルエンザになったら、いつから登園・登校できますか?
学校保健安全法では、原則として「発症後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまで」が出席停止期間です。幼児は「解熱後3日を経過するまで」とされています。発症日や解熱日は日数に含めず、その翌日を1日目として数えます。園や学校独自の確認事項がある場合は、あわせてご確認ください。
熱が下がったら薬を途中でやめてもよいですか?
処方された薬は、医師から指示された用法・期間を守って使用してください。熱が下がっても自己判断で中止せず、吐いてしまった場合や飲み忘れた場合も、追加投与をする前に医療機関や薬局へご相談ください。
家庭でできるインフルエンザのケアはありますか?
こまめな水分補給と休養が基本です。手洗い、換気、タオルや食器をできる範囲で分けることも感染拡大の予防につながります。呼吸状態や意識、水分摂取、尿の回数に変化がないか観察しましょう。
インフルエンザに一度かかったら、もうかかりませんか?
インフルエンザウイルスには複数の型や種類があるため、同じシーズンに別の型へ感染する可能性があります。再び発熱した場合は「一度かかったから大丈夫」と判断せず、小児科へご相談ください。
監修医情報

わかばこどもクリニック院長の宮沢 啓貴(みやざわ ひろたか)です。私はこれまで、薬剤師として約10年間、小児の調剤・製剤業務に携わるとともに、研究所にて食物アレルギーなどの研究にも従事してまいりました。 その後、より深く小児医療に関わりたいという想いから医学の道を志し、医師となってからは小児科一般診療をはじめ、主にアレルギー診療に携わってきました。 当院では、前院長より受け継いだ「家族にやさしい医療」を大切にしながら、お子さま一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。また、薬剤師として培った薬の知識も活かし、お薬の選択や使い方についてもわかりやすくご説明いたします。 お子さまの成長や健康について、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
資格・所属学会
- 日本専門医機構認定 小児科専門医
- 日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
- 薬剤師
- 日本小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本小児臨床アレルギー学会
- 日本東洋医学会
- 日本小児東洋医学会
- 日本小児心身医学会